番組表

2025年04月28日 18時46分
GWのお出かけを前に 車の「タイヤパンク」「バッテリー上がり」に注意
ゴールデンウィーク3日目。車でお出かけをする方も多いのではないでしょうか?そこで気になるのが「車のトラブル」です。こちらのグラフをご覧ください。
去年のゴールデンウィーク期間中のJAFの出動件数とその理由です。出動469件のうち、「タイヤのパンク」が146件と一番多く、続いて「バッテリー上がり」が116件となっています。
この「タイヤのパンク」と「バッテリー上がり」は、事前の点検で防ぐこともできます。専門家に話を聞きました。
話を聞いたのは、ロードサービスなどを提供するJAF宮崎支部です。
(JAF宮崎支部ロードサービス隊 押川芳寛班長)
「ゴールデンウィークのお出かけ前に、パンクやバッテリー上がりを防止するため、よく観察していただきたい」
まず「タイヤのパンク」を防ぐための点検ポイントは3つ。
1つ目は、目視での確認。実際にタイヤを見たり触ったりしながら、タイヤの表面に亀裂やひび割れ、こぶがないか、確認します。
2つ目は、「スリップサイン」の確認。タイヤの溝にある「スリップサイン」と呼ばれる突起がタイヤの表面よりも出ていないかチェックします。
3つ目は、空気圧の確認。ガソリンスタンドなどで、機械を使って簡単に測ることができます。
(森山裕香子記者)
「適正な空気圧が入っているかは、機械がなくても、自分の指で確認することができます。このように、適正な空気圧が入っていないと、指が入り込んでしまいます」
適正な空気圧は、車によって異なるため、車の中に貼ってあるシールなどで確認してください。
(JAF宮崎支部ロードサービス隊 押川芳寛班長)
「空気圧が低いと、燃費の悪化を招いたり、走行安定性が低下してしまったり、タイヤがバーストしてしまったりする危険性がある」
次に、「バッテリー上がり」を防ぐための点検ポイント。
バッテリーは製造時期の確認が必要です。製造されてから2年~3年が経っていたら、交換の目安です。
もし、バッテリーが上がってしまった時は、救援車を呼び、バッテリー同士を専用のケーブルをつないで復旧させることができます。
しかし、正しくつながないと車を故障させてしまう恐れがあるといいます。
(JAF宮崎支部ロードサービス隊 押川芳寛班長)
「(ケーブルを)つなぐ接続箇所を間違えてしまうと、エンジンが始動できなくなったり、車にダメージを与えたりしてしまう。JAFでは、ゴールデンウィーク期間中も24時間対応しています。車やタイヤの状態をよく観察することで、事故やトラブル、故障を未然に防げる。日常点検をして、楽しいゴールデンウィークにしていただければ」